報復刑という刑罰

イランで、プロポーズを拒否されたという理由から、恋人の顔に
硫酸をかけ、両目を失明させたという男が逮捕され、報復刑という
刑罰により、被害者と同じこと、つまり、硫酸をかけて失明させる
ことが決定していたのであるが、被害者の女性が、手術代を肩代わり
するのであれば、刑の免除も検討する、と打診してきたらしい。

これに対し、受刑者側はありがたい申し出だとしたものの、その費用を
支払うだけの経済的余裕がないとして、対応に苦慮している。
それにしても、報復刑というのはすごい刑罰だと思う。

大昔のハンムラビ法典を彷彿とさせる刑である。
しかし、冤罪の可能性が全くないのであれば、ある意味最もシンプルで
最もバランスのとれた刑であるとも言えるだろう。

骨折させたのなら、自分も骨折させられる。
被害者と同じ苦しみを味わうというのは、わかりやすいことであるし、
加害者の更生という意味でもいいような気がする。

もちろん、色々な問題もあるし、人道的ではないといった見方も
強いだろうと思うのだが、自分としては、原則的にこの刑罰で
いいような気さえしているのだ。

加害者の人権よりも、まず守られるべきは被害者の人権であり、
被害を受けた人がどうすれば救われるのかを、第一に考えるべきだ。

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