原子炉を覆う

福島原発事故への対応として、放射性物質の拡散を防ぐため、
原子炉の建屋を特殊シートで覆う、という作業を行うことが
決定されたとのことである。

これにより、空気中への放射性物質の拡散が防がれ、近隣地域への
放射線被害を弱めることができる、ということらしいのだが、
専門家からは反対意見も出ているようだ。

曰く、効果は限定的で、リスクのほうが大きい、というもので、
具体的には、シート内の放射線濃度が高くなってしまうため、
原子炉建屋での作業が困難になることと、内圧が高まることにより
再爆発の危険性があること、が挙げられる。

この対応が吉と出るか凶と出るかはまだわからないのだが、
ひとつ言えることは、この作業には約800億円もの費用が発生する、
ということである。

自分としては、もっと慎重に判断してほしかった。
多額の費用が発生するのに、失敗してしまったら、本当に目も
当てられない状況になるだろう。

もちろん、事態が好転する可能性もあるのだから、何もせずに
手を拱いているのはよくない、という意見もよくわかるのだが、
対応策はしっかりと吟味して、最も効果的であろう、というものを
選出して欲しかった。

ともあれ、決定してしまったものはしょうがない。
うまくいくことを祈ろう。

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